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令和6年度北海道矯正歯科学会研修会のご案内

更新:2024年9月10日

令和6年度本会研修会を下記の要領で開催いたします。ご多忙中と存じますが、ご参集いただきますようお願いいたします。皆様のご参加を心よりお待ち申し上げます。

「成人矯正治療における矯正力を考える
―NiTi合金ワイヤーの口腔内環境における特性とNiTiワイヤーを用いた臨床―」

講師:大坪 邦彦 先生  医療法人社団大坪矯正歯科医院(東京都)

1986年に矯正歯科治療用に開発された、超弾性型NiTi合金アーチワイヤーは、ステンレススチールワイヤーの1/3の剛性で、さらに超弾性を有するため、弱い持続的な矯正力が可能となり、成人患者のマルチブラケットシステムの治療には非常に役立っている。その要因として、超弾性型NiTi合金ワイヤーが、形状記憶合金であり、優れたスプリングバック特性を有し、さらには、衝撃吸収能、振動減衰能などの特性を有することに起因していることが挙げられる。それら特性により、丸型ワイヤーはレベリング、角型ワイヤーは空隙閉鎖や仕上げのステージにおいて優れた効果を発揮する。そして、マルチブラケット法において、この超弾性型NiTi合金ワイヤーをより効果的に活用するためには、通電熱処理器によるワイヤーベンディングや機械的特性変化の活用も必須と考えられる。

現在、多くの矯正歯科医師は、市販されている各種NiTi合金ワイヤーが持つそれぞれの特性や矯正力を理解しないまま臨床に応用しているように思われる。NiTi合金ワイヤーにおいて「超弾性は過度な矯正力にならないのか?」「優れたスプリングバック特性は永久変形しないので危険ではないのか?」「応力ヒステリシスが大きいワイヤーとはどのような意味があるのか?」「口腔内温度変化が起こると、どのように矯正力が変化するのか?」さらには、「通電熱処理を施してワイヤーベンディングを施すとワイヤーの特性は変化するのか?」などに対し明確に答えられるだろうか。

今回は、各種NiTi合金ワイヤーの口腔内環境における特性と、通電熱処理による特性変化について解説し理解を深めていただくとともに、私が行っている超弾性型NiTi合金ワイヤーを用いた成人矯正治療についてお話しする。口腔内環境におけるNiTi合金ワイヤーの特性と、その調整法を理解すれば、より安全で効率的な矯正治療が可能となると考える。

【日  時】
令和6年9月15日(日曜日)13:00~16:00

【会  場】
北海道歯科医師会館 札幌市中央区北1条東9丁目11番地

【研修会費】 事前参加登録のみ

北海道矯正歯科学会会員 8,000円
北海道歯科医師会会員 8,000円
オンライン参加もしくは非会員 15,000円

【申し込み要領】
参加登録期間内に参加登録していただいた方のみご参加いただけます。当ウェブサイトからのみ参加登録が可能となっております。
変更事項については今後ウェブサイト上でのお知らせとなります。適宜アクセスしていただき、詳細をご確認ください(eメール、郵便物での変更のお知らせはありません)。
本研修会は日本歯科医師会生涯研修事業として認定されていますので、当日はICカードをお持ちください。

【事前登録開始】
令和6年8月19日(月曜日)

【事前登録期限】
令和6年9月10日(火曜日)正午

【不正行為禁止】
発表内容の写真・ビデオ撮影、録音、パソコンの機能(スクリーンショット等)を利用した画面録画は禁止です。これらは不正行為となりますので、絶対におやめください。

【問い合わせ先】
北海道矯正歯科学会学術大会 学術担当
E-mail:hokkaido.kyousei.shika@gmail.com

令和6年度北海道矯正歯科学会研修会 参加登録

受付は終了しました

Google Chrome、Microsoft Edge のみ対応しています。Safari、Firefox、IE等は正しくご登録いただけない恐れがありますのでご使用いただけません。

参加登録に関するお問い合わせ
【北海道矯正歯科学会事務局】株式会社MONS内
Tel:011-824-8805
E-mail:hokkaido.orthodontic.society@gmail.com

講師:大坪 邦彦 先生   医療法人社団大坪矯正歯科医院(東京都)

講師:大坪 邦彦 先生
医療法人社団大坪矯正歯科医院(東京都)

講師略歴

  • 1987年:日本歯科大学歯学部卒業
  • 1987年:東京医科歯科大学歯学部歯科矯正学第一講座専攻生
  • 1989年:東京医科歯科大学歯学部附属病院矯正歯科医員
  • 1993年:日本矯正歯科学会認定医 第136号
  • 1995年:東京医科歯科大学歯学部博士号取得
  • 1995年:東京医科歯科大学歯学部歯科矯正学第一講座文部教官助手
  • 2000年~2003年:東京医科歯科大学歯学部附属病院矯正歯科外来医長
  • 2000年:日本矯正歯科学会指導医 第494号
  • 2001年:東京医科歯科大学歯学部歯科矯正学第一講座文部教官講師
  • 2003年~:大坪矯正歯科医院院長
  • 2004年~:港区南青山保育園嘱託医
  • 2004年~2007年:東京医科歯科大学歯学部附属病院客員臨床助教授
  • 2005年:東京都港区麻布赤坂歯科医師会理事
  • 2006年~2010年:東京矯正歯科学会理事
  • 2007年~:日本矯正歯科学会理事
  • 2007年~2011年:東京医科歯科大学歯学部附属病院客員臨床教授
  • 2007年~2019年:愛育幼稚園嘱託医、愛育養護学校嘱託医
  • 2008年:日本矯正歯科学会専門医(臨床指導医) 第203号
  • 2011年~:日本歯科大学生命歯学部矯正学講座非常勤講師
  • 2013年:アメリカEdward H Angle矯正歯科学会正会員(East Component)



第65回北海道矯正歯科学会学術大会・総会開催のご案内

第65回北海道矯正歯科学会学術大会および定時総会を下記の要領で開催いたします。多数の皆様にご参加いただきますようご案内申し上げます。

第65回北海道矯正歯科学会学術大会・総会開催 更新:2024年6月10日

日  時
2024年6月16日(日曜日)10時より

会  場
北海道歯科医師会館 札幌市中央区北1条東9丁目11番地
Tel:011-231-0945

午前の部(10:00~12:30)

一般口演(大講堂 2F、オンライン配信)(10:00~10:20)

<座長 上野拓郎>

10:00 1.エポキシ化大豆油を用いた3D プリンティング材料の歯列模型への適用に関する検討
      1北海道医療大学歯学部 総合教育学系 臨床教育管理運営分野、
      2北海道医療大学歯学部 口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野
      ○松木優子1、Zuniga Heredia Enrique Ezra2、飯嶋雅弘2

10:10 2.技工所委託で作製できるCAD/CAM サージカルスプリントの有益性
      1社会医療法人恵佑会札幌病院 口腔顎顔面外科・歯科・矯正歯科、
      2おかもと矯正歯科クリニック、 3オルソブレイン
      ○梶井貴史1、岡本 亨2、小西芳明3、髙草木祐理1、山下新之助1、鳥居ちさほ1
       細川周一1、松沢祐介1、栃原義之1

総会(大講堂 2F)(10:30~10:50)

特別講演(大講堂 2F、オンライン配信)(11:00~12:30)

<座長 佐藤嘉晃>

「歯科矯正用アンカースクリューの安定性ならびにブラキシズムと胃食道逆流との関連性について」
             鹿児島大学大学院 医歯学総合研究科 歯科矯正学分野 教授 宮脇正一 先生

スタッフセミナー(視聴覚室 2F)(11:00~12:30) (第2回 14:00~15:30)

「いきいき職場づくり「ワークエンゲージメント高める職場のコミュニケーション術」」
                         有限会社ピーエスアップ 代表取締役 設楽幸子先生

12:30~14:00 昼休み

企業プレゼンテーション(大講堂 2F)(12:40~13:20)

13:20~    症例報告 口頭試問(第3会議室 4F)

13:20~13:50 症例発表 質疑応答(第1会議室 4F)

午後の部(14:00~16:10)

一般口演(大講堂 2F、オンライン配信)(14:00~14:20)

<座長 河上宗博>

14:00 3.大臼歯遠心移動装置Distal Jet 装置の当院での使用状況に関する調査
      医療法人社団 おびひろアート矯正歯科(帯広市)
      ○今井 徹、太田春香

14:10 4.便宜抜去歯をドナーとした歯の移植と矯正歯科治療を行った症例
      1北海道大学大学院歯学研究院歯科矯正学教室、2恵佑会札幌病院口腔外科
      ○佐藤嘉晃1、松沢祐介2

認定医委員会講演(ビデオ講演、大講堂 2F)(14:25~14:45)

シンポジウム(大講堂 2F、オンライン配信)(14:50~16:10)

<コーディネーター 飯嶋雅弘>

「多様化する働き方の中での矯正歯科臨床・研究」

「歯科矯正治療における歯根吸収の三次元的評価」
    北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野 江上佳那先生

「“育児・臨床・研究”-3足の草鞋に挑戦中の歯科医師の道のり」
    北海道大学大学院 歯学研究院 星 麻里絵先生

「働き方の多様性~様々な働き方のバランス~」
    医療法人社団 宮の森矯正歯科クリニック(札幌市) 大塚麻衣先生

症例発表(第1会議室 4F 10:00~15:30 質疑応答 13:20~13:50)

1.上顎左側犬歯の低位唇側転位を有するAngle Ⅱ級上顎前突症例
   北海道医療大学歯学部口腔構造・機能発育学系歯科矯正学分野     ○長崎綾汰、飯嶋雅弘

2.下顎骨の後退による骨格性上顎前突症例
   医療法人社団 麻生矯正歯科(札幌市)                 ○河上宗博、田端千尋

3.修復歯を抜去して治療を行なった骨格性Ⅰ級上顎前歯部叢生成人症例
   医療法人社団 おかもと矯正歯科クリニック(札幌市)         岡本 亨

4.叢生を伴う前歯部および小臼歯部開咬症例
   きたざわ矯正歯科はならび・かみあわせクリニック(札幌市)      北澤慎一

症例報告(第1会議室 4F 10:00~15:30) 口頭試問(第3会議室 4F 13:20~)

1.上顎歯列正中の右方偏位を伴う叢生症例
   おばら矯正歯科(東京都)                      小原三郎

集合写真撮影(エントランスホール 1F)(16:10~)

懇親会(第1会議室 4F)(16:30~)

参加登録について

本年度の学術大会は、対面での開催を主体としたHybrid形式(オンライン参加併用)での開催となります。対面開催の様子はZoomを使用したwebinarとしてライブ配信を行います。後日の録画視聴の予定はございません。

対面またはオンライン参加いずれの場合にもオンラインでの事前参加登録が必要となりますのでご注意ください。

第65回北海道矯正歯科学会学術大会・総会 参加登録

受付は終了しました

登録開始 2024年5月14日(火)正午
登録期限

2024年6月7日(金)正午

なお、当日は会場に受付は設置いたしませんので、大会当日の参加登録の申し込みは行えません。

参加資格

北海道歯科医師会会員または北海道矯正歯科学会会員

北海道矯正歯科学会への入会希望の方は、東和プリント内北海道矯正歯科学会事務局(info@hos.gr.jp)までご連絡ください。入会処理には1か月ほどかかりますので、お時間に余裕を持って参加登録をお願いします。

参加費

対面参加:無料
オンライン参加:10,000円
銀行振込の際には領収書は発行いたしませんので、ご利用明細書を保管ください。

支払方法

クレジットカード決済または銀行振り込み

振り込み手数料は各自ご負担願います。自動配信メールに振込先の記載があります。

支払期限

2024年6月7日(金)

支払期限は参加登録専用の銀行口座にお振り込みがあった日付とします。

昼  食

参加登録時に「企業プレゼンテーション」へのご参加もお申し込みいただきますと、プレゼンテーション時にお弁当が配布されます。当日のご参加は受け付けておりませんので、ご希望の方は必ず事前参加登録時にお申込みください。

事前参加登録が完了し、視聴もしくは参加した場合のみ日本矯正歯科学会の研修ポイントとしてカウントされます。登録のあった日本矯正歯科学会会員番号を日本矯正歯科学会事務局に当学会からポイント加算対象学会参加者として連絡をいたします。

登録期限、支払期限を超えたものについては参加登録が成立せず、ポイント加算対象にはなりませんのでご注意ください。また会員番号の不備、名前との不一致等について当会では責任を持ちかねますので充分ご確認ください。

期限内に参加登録をされた場合でも、上記期限を超えてお支払いされた場合については参加登録成立となりませんのでご注意ください。

参加登録ならびにお支払い完了の確認後、開催方法についての詳細情報をご登録されたeメール宛てにご案内いたします。そのため、eメールアドレスの不備についてもくれぐれもご注意お願いいたします。

登録完了自動配信eメールが届かない場合については、convention@mons-sapporo.co.jpまでご連絡ください。なお、本年の学術大会登録に関わる連絡はすべてeメールでのみ行います。電話連絡等は受け付けておりません。

円滑な運営にご協力の程、何卒よろしくお願い申し上げます。

申し込み及びお問い合わせ先

北海道矯正歯科学会 学術担当
社会医療法人恵佑会札幌病院 矯正歯科 梶井貴史
E-mail:hokkaido.kyousei.shika@gmail.com


発表、展示される方へ

(1)口演、症例発表・症例報告を希望される方へ

申し込みフォームを以下よりダウンロードし、同文章内にある申込注意事項を熟読の上、抄録を記入し学術部までE-mailにてお送りください。

送り先のE-mailアドレスは文章内にあります。

道矯抄録申し込みフォーム

症例発表の際の側面頭部X線規格写真分析表は、以下よりダウンロードし使用ください。

側面頭部X線規格写真分析表

(2)症例発表・症例報告される方へ

大会発表後、北海矯歯誌(道矯誌)への投稿をお願いします。投稿の際は、下記の道矯誌投稿手引きを参照し、「症例の概要」(Word)「症例資料」(PowerPoint)を提出してください。

道矯誌投稿手引き
症例の概要
症例資料フォーマット

質問などがございましたら、下記までご連絡ください。

北海道矯正歯科学会 学術担当
社会医療法人恵佑会札幌病院 矯正歯科 梶井 貴史
E-mail:hokkaido.kyousei.shika@gmail.com

雑誌投稿に関するお問い合わせ先
〒061-0293 北海道石狩郡当別町金沢1757
北海道医療大学歯学部 口腔構造・機能発育学系 歯科矯正学分野  中尾 友也
TEL:0133-23-3041 / FAX:0133-23-3048
E-mail:y-nakao@hoku-iryo-u.ac.jp

2024年度北海道矯正歯科学会スタッフセミナーのご案内
(第65回北海道矯正歯科学会学術大会と併催)

いきいき職場づくり
「ワークエンゲージメント高める職場のコミュニケーション術」

講師:有限会社ピーエスアップ 代表取締役 設楽 幸子 先生

講師:有限会社ピーエスアップ 代表取締役 設楽 幸子 先生

主な資格、プロフィール

  • 国家資格キャリアコンサルタント
  • 健康経営エキスパートアドバイザー
  • 治療と仕事の両立支援コーディネーター
  • ストレスチェックコンサルタント
  • 医療ストレスケアマネージャー
  • 人財リスクマネージャー(HCRM)
  • メディカルリスクマネジャー(MRM)
  • 企業リスクマネージャー(CRM)

医療系専門学校卒業。医療機関に8年間勤務後、医療・薬学系専門学校にて約10年間教鞭をとり、人財育成に力をそそぐ。2001年独立。2002年に法人化し、有限会社ピーエスアップ設立。医療と教育現場での経験を活かし、実践的な接遇指導と人財育成支援を行っている。

医療コミュニケーション、接遇マナー、ストレスケア&メンタルヘルス、健康経営支援、リーダー育成支援、キャリア育成支援、病気の治療と仕事の両立支援、リスクマネジメントなど、大学生から経営者層まで幅広い年代へ研修・講演を行う他、テキスト・資料監修や接遇連載記事の執筆なども行っている。

セミナーのねらい

  • 職員がいきいきと働きやすい職場づくりのために、必要な心理的安全性や職員間の信頼関係を築く質問力と傾聴力を高める、実践的なコミュニケーション術を学ぶ

セミナーのメリット

  • メンタルヘルス改善や仕事に対する積極的な姿勢を図ることができ、スタッフ間のパフォーマンスの向上へ繋がる
  • 仕事や職場への満足度が高くなり、組織の活性化、生産性の向上、離職率低下へ繋がる
  • 具体的なコミュニケーション技術を学ぶことで、チームマネジメントに欠かせない信頼関係の構築へ繋がる

【開催日時】
2024年6月16日(日曜日) 11:00~12:30 (申込み多数の場合 14:00~15:30にも開催予定)

【開催会場】
北海道歯科医師会館 札幌市中央区北1条東9丁目11番地 TEL:011-231-0945

【参加費】
本年度はスタッフセミナーとなっておりますので、従業員・スタッフのみ参加することが可能です。

北海道矯正歯科学会会員および
北海道歯科医師会会員医療機関スタッフ
3,000円
上記非会員医療機関勤務スタッフ 5,000円

お申し込み多数の際には、医院毎の参加人数制限を行う場合があります。
参加希望時間(午前・午後)のご希望に添えない場合があります。

【申し込み要領】
事前登録のみとなります(当日参加不可)。事前登録期限:6月7日(金)

本年度より、参加登録支払いのいずれも、参加スタッフ毎ではなく参加医院毎に、「参加登録フォーム」よりご登録をお願いいたします。

当日は筆記用具をご用意ください。

詳細は当学会ホームページに随時アップロードいたします。また、変更事項については今後ホームページ上でのお知らせとなります。適宜アクセスしていただき、詳細をご確認ください(eメール、郵便物での変更のお知らせはありません)。

【問い合わせ先】
北海道矯正歯科学会 学術大会担当
E-mail:hokkaido.kyousei.shika@gmail.com

スタッフアンドドクターセミナー 参加登録

受付は終了しました

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